最近ではWi-Fiという言葉をよく耳にしますよね。
スマホやパソコンではもちろん、ゲーム機やカメラ、プリンターなど様々な機器でWi-Fiが使えるようになりました。

このように当たり前のような存在になったWi-Fiですが、意外とよく知らない人が多いのではないでしょうか。SSIDって?パスワードってなに?などなど・・・。
特にセキュリティについてなど、知らないままでいると危険ですよね。

今回は、Wi-Fiについて基本的な疑問について解決していきたいと思います。これらについて抑えておいて損はないと思いますよ!

 

そもそもWi-Fiってなに?

Wi-Fiとは無線でネットワーク(LAN)に接続する技術のことです。
現在では、パソコンやスマホ、タブレット、ゲーム機など様々な機器がWi-Fiに対応していますね。

Wi-Fiには、「ルーター」と呼ばれるものが必要となります。ルーターは電波を送受信する仲介のような役割を果たす機器で、ルーターを介してそれぞれの機器は通信を行います。

Wi-Fiを使えば、ルーターの電波の届く範囲であればどこでも無線でインターネットが使用できます。さらには、インターネットだけでなく、LAN内のスマホやタブレット、プリンター同士でデータのやりとりもできます。
例えば、スマホの中の写真をWi-Fiを利用してプリンターで印刷するといった使い方です。

このように、Wi-Fiを使えば身の回りの様々な機器が無線で繋がることができ、とても便利な生活ができるのです。

SSIDとは

よく使われている「SSID」という用語。これってどんな意味?と思う方も多いでしょう。
SSIDというのは、アクセスポイントの固有の名称のことを指します。アクセスポイントというのは、各機器のWi-Fi装置のことと覚えておきましょう。

Wi-Fiに接続する時には、認識したSSIDの中から目当てのものを探し、接続します。

例えば、スマホをルーターに接続してWi-Fiでインターネットを利用したい場合は、スマホからそのルーターのSSIDを選択してアクセスするといった感じです。
ルーターのSSIDは本体に貼られているラベルに書かれていることが多いです。

パスワードって?

SSIDを選択し接続しようとすると、パスワードを求められることが多いです。
このパスワードはセキュリティのために設定されています。

どこに書いてあるの?

パスワードもSSID同様に、ルーター本体に貼られているシールに書かれてあることが多いです。
ちなみにパスワードの変更も可能なので、変更した際は忘れないように注意しましょう。

セキュリティの種類

Wi-Fiのセキュリティには「認証」と「暗号化」の機能があります。

認証
無線LANへの接続を認証します。パスワードを知っている人のみ、接続を許可します。
知らない人が勝手に自分の家のWi-Fiを使ってしまうことを防ぐなどの目的で使われます。
暗号化
通信内容を暗号化します。電波を傍受され、通信内容を盗み見られてしまう危険を防ぎます。
クレジットカードの情報や、各種サイトのIDやパスワードなどの情報を盗み見られてしまわないように、通信を暗号化して守ります。

それぞれには、以下のような名称のセキュリティ機能があります。

認証WEP/TKIP/AES
暗号化WPA/WPA2

現在最も良いと言われているのが、「WPA2-PSK(AES)」というものです。
WPA2とAES両方を使うセキュリティ機能で、認証と暗号化をしてくれます。

どちらか片方のセキュリティ機能では安心とは言えませんので、こちらのセキュリティ機能がついているルーターを選ぶことをおすすめします。

IEEE802.11 a/b/g/nってどれに繋げばいいの?

 

種類 周周波数帯域 最大速度 特徴
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps 電波干渉に強い。利用範囲が狭い。対応機種が少ない。
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps 電波干渉に弱い。利用範囲が広い。対応機種が多い。公衆のWi-Fiに多い
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps 電波干渉に弱い。利用範囲が広い。対応機種が多い。スマホやゲーム機、プリンターなど
IEEE802.11n 2.4GHz/5GHz 300Mbps 速度が速い。自動で周波数帯域を切替えられ、a,b,gの機器も接続できる。

この中ですと、nの電波がもっとも高速なので良いでしょう。
nの規格に対応した機器を使うことをおすすめします。

まとめ

今では当たり前のように使われるようになったWi-Fi。
この技術によって、身の回りの機器がLANに繋げられ、無線でデータのやりとりができるようになりました。
私達の生活と切っても切れない関係になっていますよね。

Wi-Fiにはルーターという子機が必要です。ルーターに接続する際には、そのルーター固有のSSIDを探して選択しましょう。その際にパスワードも求められると思います。
SSIDやパスワードはルーター本体に貼られているシールに書かれているはずです。

Wi-Fiには認証と暗号化のセキュリティ機能があります。
現在最も強固なセキュリティはWPA2-AESと言われています。こちらに対応している機種を購入することをおすすめします。

また、Wi-Fiの電波には種類があり、a,b,g,nの4つがあります。
それぞれ特徴がありますが、最もおすすめなのはnの規格と言えるでしょう。

今回はWi-Fiの基本的な知識を紹介しました。
当たり前のような存在になったWi-Fiについて、これらの知識は抑えておきましょう。