あなたは誰かに見られたら少し困るメッセージ内容がありますか?
見られたら困る…ってほどでもないけれども、できればメッセージのやりとりは他人には見せたくないものですよね。
LINEにはロック画面があるものの、開けるたびにロックを解除するのもなかなか面倒です。
そこで今回は LINEトークのメッセージ内容と履歴を削除する方法、その際相手からはどう見えるのか についてお教えしていきます。
他の人にトーク内容を見られたくない…トークのメッセージを削除する方法ってある?
以前は一度やりとりしたメッセージの削除は一切できなかったのですが、現在はメッセージを削除することが可能です。
現在のバージョン(2017年2月現在)では自分が送ったメッセージ、相手から送られてきたメッセージ、どちらでも好きなだけメッセージを削除することができます。
またスタンプも削除できます。
トーク内のメッセージの一部を削除する場合、まず消したいメッセージのあるトーク画面へ移動します。
右上の「v」のアイコンをタップし、その中から「トーク編集」、「メッセージ削除」を選択します。
消したいメッセージをタップし、右下の「削除」ボタンを押すとメッセージの削除は完了です。
選択したメッセージの吹き出しは少し色が濃くなり、左側に緑のチェックマークがつくので、誤って消すつもりの無かったメッセージまで選択してしまわないように注意しましょう。
また、消したいメッセージを長押しするとメニューが出てくるので「削除」を選択すると「メッセージ削除」画面に移動する方法もあります。
お好みの方法で行ってみてください。
自分のトーク内容を消したら相手も同じようにトーク内容のメッセージや履歴も消える?
結論から言うと、 自分のトーク内容を消しても、消した相手のLINEへの影響は一切ありません 。
あくまであなたのLINE上のメッセージデータを消したことになるためです。
例えばメッセージを送る相手を間違えた場合、自分のLINE上でメッセージを消去したからといっても安心できるわけではありません。
相手のLINEにはあなたの送り間違えたメッセージがしっかりと届いているため、訂正するなり謝罪するなりしなければならないのです。
削除機能があるからといっても、メッセージの送り相手の確認は必要になってきますね。
もしも相手のLINEの画面からもメッセージを消したい場合には、相手のスマートフォンを操作してメッセージを削除する以外の方法は今のところ存在しないようです。
LINEトークのメッセージ履歴を消すと相手に表示される?バレずに消せる?
メッセージを削除しても相手へ通知はいきません 。またメッセージ欄へアナウンスも流れません。
上記にもありますが、「メッセージを消す=自分の画面上から消す」ということなので相手への影響は一切ありません。
相手が気付く要素はないため、バレる心配はほぼありません。
一度消したトーク履歴を後から復元することって可能?
アカウントを削除していない限り、トーク履歴を後から復元することは可能です。
しかし何らかの方法で 事前にバックアップをとっていることが前提 です。
なので「ふと思いつきでメッセージを削除したがやっぱり復元させたい!」となってもバックアップをとっていなかったり、バックアップを取った後にやりとりしたメッセージならば、たとえアカウントを削除していなくても復元は不可能です。
そもそもバックアップとは何なのかを簡単に説明します。
バックアップとは普段使っているデータ保存場所とは別に、もしものときに備えて別の場所にデータを保存しておくことです。
たとえば今回の場合は
- 通常の保存場所=LINEアプリ
- 別の場所=PC、iCloudなど
- データ=LINEのトーク履歴や写真、友だちリスト
となるのです。
ではバックアップをとる〜方法を全部で3つご紹介します。
「トーク履歴を送信」機能を使う(Android限定箇所あり)
まずは履歴を保存したいトークの右上の「v」を押し、「設定」を開きます。
そして「トーク履歴を送信」を選択するとメールアプリが起動し、自動でトーク履歴を添付したメールを作成します。
自分のアドレスを入力し送信すれば、テキスト形式でのトーク履歴のバックアップが完了です。
テキスト形式であればLINEトーク履歴をいつでも見ることが可能になります。
しかし、もしこれを再度LINEで見られるようにしたい場合、残念ながらiPhoneでは現時点では不可能のようです。
Androidの場合はLINE上にトーク履歴を復元可能なので簡単にですが方法を記載しておきます。
トーク履歴の復元は対象のトークルームごとに作業を行う必要があります。復元したいトークルームの右上の「v」を押し、「トーク設定」を選択します。
「トーク履歴をインポート」を押すと、先ほどバックアップを取っておいたデータを元にトーク履歴が復元されます。
「Keep」機能を使う
「別にトーク履歴全部はいらないけれども、大事なメッセージ1つだけ残しておきたい」
といった場合には「Keep」機能がオススメです。
他のバックアップ方法とは違い、メッセージ1つから保存することが可能です。
トークルーム内でKeepに保存したいメッセージを長押し、表示されたメニューの中から「Keep」を選択します。
「Keepに保存」画面になるので、保存したいメッセージを選択して「保存」を押せば完了です。
Keepに保存したメッセージは「プロフィール」画面からいつでも見ることができます。
メッセージだけでなく、写真、その他のデータなどもKeepには保存することができいつでも気軽に見ることができるので、使いこなすとかなり便利な機能です。
iCloudを使う
LINEユーザーが全員PCを持っているかと言えば必ずしもそうではありませんよね。iCloudはPCを持っていなくても、Wi-fi環境下であればバックアップができる方法です。
LINEのアップデートに伴い、LINEトークをiCloudでバックアップを取れるようになりました。あくまでもこれは「LINEのバックアップの取り方」なので、「スマートフォンのバックアップを取る方法」とは異なりますのでご注意ください。
iCloudでのバックアップの取り方
まずはiPhoneの「設定アプリ」を開き、「iCloud」を選択してApp storeやiTune storeで使っているApple IDを入力します。
Apple IDを持っていない場合は指示に従いIDの新規作成を行いましょう。
次にiPhone内の「設定アプリ」から「iCloud」を開き、「iCloud Drive」を選択します。
「iCloud Drive」をオン(緑色)にし、同時にLINEアプリもオンになっていることを確認します。
もしLINEアプリがオフになっている場合はオンにしておいてください。
次にLINEアプリの「設定」から「トーク・通話」を開き、「トークのバックアップ」を選択します。
トークのバックアップ画面内の「今すぐバックアップ」をタップするとiCloud上にバックアップが作成されます。
先ほど設定した 「iCloud Drive」の設定がオフになっているとバックアップの作成はできません 。
「今すぐバックアップ」ボタンが「バックアップ完了」となり、「前回のバックアップ」の横の日時が、先ほどバックアップ作成を行ったものへと変化していればバックアップは完了です。
バックアップの作成が完了したら次にメールアドレス登録をしましょう。
LINEアプリの「設定」から「アカウント」を開きます。
「メールアドレス変更」となっていればアドレスは登録済みの状態です。
「メールアドレス登録」となっていればメールアドレス、パスワードを登録しておきましょう。
Facebookアカウントを持っている人は念のために登録しておいてもよいでしょう。
iCloudでのバックアップデータからの復元方法
先ほどiCloudでバックアップを取っておいたデータを元に、トーク履歴を復元する方法です。
バックアップを取った後にやりとりしたデータ類は復元対象外 になるため注意しましょう。まずはLINEをアンインストールします。
iPhoneでのアプリのアンインストールは非常に簡単で、消したいアプリを長押しして左上の「×」を押すだけです。
そしてApp Storeでインストールし直せば再インストール完了です。
再インストールしたLINEアプリ起動時に、「 iCloud Driveはオンになっているか 」を必ず確認しておいてください。
これがオフになっているとバックアップからの復元ができません。再インストールしたLINEアプリを起動すると初期設定画面になっています。
このとき「新規登録」ではなく、必ず「ログイン」を選択してください。
ユーザーログイン画面に入るとメールアドレスとパスワードの入力を求められます。
先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「OK」をタップします。
しばらく手順に従って入力をしていくと「トーク履歴の復元」画面が出てきます。
「トーク履歴をバックアップから復元」を選択すると、予めバックアップをとっておいたデータが復元されます。
この復元方法は予めバックアップを取っておくことが前提ですが、スマートフォンを紛失したり破損したり、機種変更をして新たにLINEアプリをインストールする際にも復元することができるので是非活用してみてください。
どうしてもメッセージを消したい場合といえばあまりポジティブな理由が思い浮かびませんが、新機能としてメッセージ削除機能が追加されたからには一定数の要望があったのでしょうね…。
基本的にLINEは自分の画面上のことしか操作できないと覚えておきましょう。
Keep機能やトーク履歴を送信、バックアップを取る等して大事なメッセージを保管する準備は行っておきたいですね。